どんなキッチンにするかと考えるとき、多くの方は工務店や設計事務所に勧められたメーカーのショールームに行き、そこのスタッフに相談して決めていたでしょう。アクティブな方などは、いくつかのメーカーのショールームを回り、自分自身で決めてきて、工務店に伝えている方もいらっしゃるでしょう。もしくは、いろんなわがままを聞いてくれそうだからと、オーダーキッチン屋さんに相談に行かれる方もいるでしょう。

しかし、最近そのキッチンの選び方が少し変わってきたように思います。
選択肢が増えたと言った方が正しいでしょうか。

今回はイマドキのキッチンの選び方をお伝えします。

ご家庭に入れるキッチンは、作る人(設計する人)や売る人によって、下記のように分類することができます。
1.システムキッチン
2.カスタマイズキッチン
3.輸入キッチン
4.オーダーキッチン
5.オリジナルキッチン
6.造作キッチン

ひとつひとつ見て行きましょう。

1.システムキッチン

これは従来通りのキッチンの選び方です。全体の87% の方がこれを選択しているというデータもあります。ショールームで実物を確認することができますし、大手メーカーの商品ですから色々な意味で安心感もあるでしょう。
システムキッチンの場合、基本的な構成(素材や作り方)はどのメーカーも違いがありませんので、オプションなど、そのメーカー独自のもので比較・検討する必要があります。
システムキッチン1 システムキッチン2
最近は日本のメーカーキッチンのデザインが変わってきました。少しだけですが各メーカーの独自性も見えてきました。
しかしそれも最上位機種に限った話で、それらの価格を見ると後にお話しするオーダーキッチンと遜色ない程度にまでなってしまいます。
それでもメーカーとしての信頼感はありますから決してダメな商品というわけではありません。

ショールームでご確認いただく際には、主にディテールを見てください。オーダーキッチンと違って広く汎用性を持たせなければならない商品ですから、その考え方がディテールに現れます。
オーダーキッチンで当たり前のことがシステムキッチンではできていないことも多々あります。
もちろん大手メーカーならではの開発力を背景に、オーダーキッチンでは真似できない部分も多くあります。

2.カスタマイズキッチン

セミオーダーキッチンと呼んだ方がわかりやすいでしょうか。扉の色や仕上げなど、ある程度の決まりごとはあるものの、寸法やレイアウト、選べる設備機器などの自由度が高いのが特徴です。
ブランドでいうとKitchenhouseやCucina、(次元が違いますが)AEONのReaLis(リリス)などがこれにあたります。ショールームで扉の仕上がりやディテールを確認することができ、なおかつサイズなどのわがままが効くので、安心と理想を兼ね備えたキッチンと言えるかもしれません。ただ、金額的にはオーダーキッチンと同等かそれ以上になるケースもあります(RaeLisの場合はそんなことありませんが)。
セミオーダーキッチン1 セミオーダーキッチン2

システムキッチンとは自由度が全く違いますから、キッチン作りを成功させるには、コンサルティングが重要になります。
実際にショールームに足を運んで、現物を確認すると同時に、担当者とよく相談されてください。

書き始めたら長くなってしまいましたので、今回はこれくらいで。続きを楽しみにしていてください。
新築だけでなく、キッチンリフォームなどをお考えの方は、是非ともキッチンマイスターがいる工務店にご相談ください。

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和田 浩一
その類稀なるデザインセンスで「キッチンを武器にした提案」をし、数々の施主をがっちり魅了し続けているインテリアデザイナー和田氏。 2009年度グッドデザイン賞(株式会社INAXと共同)や、住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2013(2013 経済産業大臣賞)その他受賞歴多数。「キッチンをつくる―KITCHENING」ほか著書も多数。