前回はキッチンの選び方として、システムキッチンとカスタマイズキッチンの話をしました。

今回は輸入キッチンの話からはじめますね。

3.輸入キッチン

日本に正式に入ってきているキッチンブランドは多くはありませんが、ヨーロッパでもハイエンドと呼ばれるクラスのキッチンを中心に輸入されていますので、かなりの高額になります。
全ての仕様を決定してから本国に注文するので、納期が3~4ヶ月かかるものもあります。夏休みやクリスマス休暇に入ってしまうともっとかかることもあります。建築の本体工事よりも長くなる場合もあるので、家にキッチンを合わせるというより、キッチンに家を合わせるといった方が正解かもしれません。

多くの輸入キッチンの特徴はデザイン力とディテールの精度の高さ、引き出しトレーの充実など、オプション類の完成度と高級感、充実具合が魅力です。
何より、歴史を感じさせる独特の空気感は、日本では決して出せないものであり、輸入キッチンブランドの最大の魅力でもあります。

つまり輸入キッチンは洋服を選ぶのと同じように、その「ブランド」と「デザイン」「ディテール」で選ぶといっても過言ではないかもしれません。
最近の海外の展示会に行くと、家具屋さんとキッチンメーカーだけでなく、ファッションブランドとキッチンメーカーのコラボ商品が発表されているくらいです。
日本でもZARA HOMEやARMANI CASAなどキッチンまで行かなくても、ファッションブランドがインテリアまで手がける店が多くなってきたのにお気づきだと思います。

輸入キッチン1
輸入キッチン2

4.オーダーキッチン

カタチ、レイアウト、色、素材、設備機器類など全てにおいて自由で、施主の使い勝手に合わせて、一から組み上げていくキッチンです。
最近増えたオーダーキッチン専門の会社に依頼します。または、建築・インテリアの設計者がデザインしたものをオーダーキッチン屋さんが製作するという事もあります。
細やかな対応と自由度の高さが一番の魅力です。

メンテナンスを心配する方もいらっしゃいますが、その会社がなくならない限り、トラブルになった話は聞いたことがありません。
そもそも、メーカーのシステムキッチンでさえ、使っている機器類はそのメーカーのものではないのですから、メンテナンスを依頼する先が変わるだけで、結果は同じだといえます。
ただ、一般的には比較的高額になることが多いのも事実ですが、完成度や使い勝手の良さ、満足度を考慮すると、むしろシステムキッチンよりもコストパフォーマンスはいいのではないかとさえ思えます。

オーダーキッチン1
オーダーキッチン2

今回もここまでです。残りの「オリジナルキッチン」「造作キッチン」の話は次回に。

新築だけでなく、キッチンリフォームなどをお考えの方は、是非ともキッチンマイスターがいる工務店にご相談ください。

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和田 浩一
その類稀なるデザインセンスで「キッチンを武器にした提案」をし、数々の施主をがっちり魅了し続けているインテリアデザイナー和田氏。 2009年度グッドデザイン賞(株式会社INAXと共同)や、住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2013(2013 経済産業大臣賞)その他受賞歴多数。「キッチンをつくる―KITCHENING」ほか著書も多数。