人気のキッチンDIY!でも気をつけないと取り返しのつかないことに…

ここ数年DIYが流行っていて、リフォーム産業新聞社主催の「リフォーム博」や「リフォーム産業フェア」などでは、DIY関連のたくさんのアイテムが発表・展示・実演され、それらの商品を含めてインターネットでも気軽に購入できるようになりました。
例えば、既存の上から貼れるビニルクロスやクロスの上から塗装できる塗料などが多く見られるようになり、DIYリフォームが身近なものになっています。

特にキッチンは生活の中心の場所でもありながら、本格的にリフォームしようとするとかなりの費用がかかることから、DIY人気の的になっています。
扉の取手を交換する程度だったら全く問題ないのですが、火を使う場所であるコンロ周辺は燃えにくい構造にするよう、法律によって定められています。

最初は掃除がしやすいとして貼った、もしくは何の疑いもなく使われたコンロ正面のキッチンパネルが、あまりにも味気なくて何かしたい衝動に駆られ、可燃性のあるシートを貼ってしまっている例を見かけます。
これは非常に危険で、たとえIHヒーターであっても、油そのものが発火することにより(油は300℃を超えると発火します)、火災を起こしてしまう恐れがあります。
ほとんどのタイルは不燃素材ですが、それだけでは不十分で、合板下地にしてしまうことで不燃として認められなくなります。

2017年8月に東京・築地の築地場外市場のラーメン店が火元の火災が起きましたが、それはコンロ周りに貼ったステンレスの下地が合板だったため、長年のコンロからの加熱により下地合板が炭化して、コンロの火を消していたにもかかわらず壁内部から発火した、いわゆる「伝道過熱」という現象によるものです。

キッチンがある部屋は火気使用室として扱われ、下地を含む壁の構造、仕上げ、防炎垂れ壁などの条件によって、適用の範囲が決められています。
もちろんダイニングやリビング、吹き抜け空間なども条件によっては適用範囲として扱われなければなりません。

素敵なデザイン&快適さ+安心安全なキッチン空間を目指して

2018年6月に「建築基準法の一部を改正する法律案」が可決・成立しました。
内容は
「老朽化した木造建築物の建替え等による市街地の安全性の向上」
「建築物の適切な維持管理による建築物の安全性の確保」
「空き家の増加により、住宅をそれ以外の用途に変更して活用することが求められており、安全性の確保と既存建築ストックの有効活用を両立」
「木材を建築材料として活用することで循環型社会の形成や国土の保全、地域経済の活性化に貢献することが期待されており、近年の技術開発も踏まえ、建築物の木造・木質化に資するよう、建築基準の合理化」
などが主題になっています。

新築であれ、リフォーム(リノベーション)であれ、家は決して安い買い物ではないので、カッコいいことや快適であることはいうまでもなく、より安全な空間であるべきですよね。

建築基準法や消防法などの法律は、安全な家を担保するために国や自治体によって制定されています。
それらは時代の流れによって改訂されながらより安全・安心な建物になるように進化しています。
本来、家づくりのプロである工務店はそういった法律の細かいところまで把握していなければならないのですが、できていない工務店が多くあることも事実です。

でも私たちキッチンマイスターがいる工務店は、法律に関する研修も受けています。さらにデザイナーによるデザイン研修も受けていますから、安全安心、且つカッコよくて快適な家をご提案できます。
もちろん日頃の情報収集、勉強も怠っていません。DIYのアドバイスもお任せください。
是非あなたの住まいを私たち「キッチンマイスターがいる工務店」にご相談ください。

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和田 浩一
その類稀なるデザインセンスで「キッチンを武器にした提案」をし、数々の施主をがっちり魅了し続けているインテリアデザイナー和田氏。 2009年度グッドデザイン賞(株式会社INAXと共同)や、住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2013(2013 経済産業大臣賞)その他受賞歴多数。「キッチンをつくる―KITCHENING」ほか著書も多数。