今年初めから新型コロナウィルスの流行で明るい話題がないですね。現場も資材が届かず苦労されているという話を耳にしています。
いつまで経っても『ここ1〜2週間が山場だ!!』と言い続けられ、いろんなイベントが延期、もしくは中止になり、学校も強制的に春休み突入。
私の中学校の恩師は今年の3月で退官されるのですが、最終授業が突然やってきたと泣いていらっしゃいました。私が大好きな音楽もウィルス拡散の元凶のような言われ方で悲しい限りです。
でもできるだけ早期に、できれば春の訪れとともに事態が終息するすることを願って、乗り切るしかないですね。

さて、そんな話題がで始めた頃の2020年1月30日に大阪市港区の「大阪港」という駅の近くに『THE KITCHEN DEMO』というスペースがオープンしました。
リノベーション協議会関西支部の理事も務める美想空間さんが2019年に築66年の倉庫をリノベーションして『KLASI COLLEGE』という施設を作り、昨年秋のリフォーム産業フェアーの懇親会で利用したのが出会いのきっかけでした。
「2020年に全館リニューアルしてもっと充実させるつもり。そこに輸入キッチン機器を中心としたキッチンの情報を発信できれば!!」との熱いラブコールにより和田が参画することになりました。
https://www.klasicollege.com/about

まずは『THE KITCHEN DEMO』というレンタルキッチンのスペースをオープンさせました。このキッチンは、2020年4月にオープンする予定の『THE KITCHEN lab.』に出展するブランドのアイテムを中心に構成しましたが、これまでにないデザインのキッチンに仕上がったと思います。
実際に使えるキッチンになっているので、料理教室などのレンタル利用も可能です。
プロジェクターも完備しているので、セミナーやワークショップの利用もできます。和田も4月から月に一回何かしらのイベントを企画しています。セミナーやトークショー、料理教室などを考えています。

DEMOの横の建物にオープンする『THE KITCHEN lab.』には次のブランドが出展します。
GAGGENAU(ビルトインキッチン機器)
ASKO(ビルトインキッチン機器)
AEG(ビルトインキッチン機器)
Miele(ビルトインキッチン機器)
KOHLER(水栓金具、シンク)
GROHE(水栓金具、シンク)
Dupont(人工大理石コーリアン)
福山キッチン装飾(面材)
アリアフィーナ(レンジフード)
リンナイ(ガスコンロ、IHクッキングヒーター)
HEJ(レンジフード)
松岡製作所(ステンレス天板、規格キッチン)
STUDIO KAZ(プロトタイプキッチン、キッチンデザイン、プロデュース)
どうです?これだけのブランドが一堂に見られるショールームは他にないでしょ?東京にもありません。日本で唯一ここだけです。

KLASI COLLEGEでは、キッチンだけでなく、リノベーションのいろいろな可能性が見られます。例えば屋上のBBQ広場にはピザ釜も造作しており、快適なアウトドアライフがイメンージできます。
『THE KITCHEN DEMO』『THE KITCHEN lab.』がある場所は、新大阪から御堂筋線に乗って、本町駅で中央線に乗り換えて、「大阪港」駅下車して徒歩3分。新大阪から約30分。
近くには海遊館という水族館(?)があるので、家族連れにもいいところです。
〒552-0021 大阪府大阪市港区築港2丁目1-27
TEL:06-6575-9672 FAX:06-6575-9673
営業時間:11:00~17:00 休館日:火・水曜
https://www.klasicollege.com/

最近ではメーカーキッチンだけでなくオーダーキッチンが、国産の機器だけでなく輸入機器も同じ土俵に上げて比較する方が増えてきました。
もちろんメーカーキッチンという選択肢もありですが、自分ちのキッチンは自分仕様につくる。これからはそんなことが当たり前になってくるでしょう。
今やキッチンは暮らしの中心です。
私たちキッチンマイスターは、機器類だけでなく、素材、プランニング、デザインの基礎など、あらゆるキッチンの知識を習得し、日々更新しています。

そしてキッチンだけでなく、空間作りのプロです。だからみなさんの暮らしを作るお手伝いができれば幸いです。

(photo by STUDIO KAZ/designed by STUDIO KAZ)

食洗機の巾木の納まり(高さと蹴込み寸法の関係)を詳細にでているメーカーもあります(MieleとBosch)。それらを積極的に利用すればいいだけです。
ほんの一手間かけるだけで、キッチンは見違えるほど綺麗になるのです。

(photo by STUDIO KAZ/写真提供:福建住宅)

施主はきれいなところ(すごく拘ってうまくいったディテールなど)には気付かないけど、汚いところ(失敗したところ)はすぐ気付いて指摘をされます。
だから僕ら設計者は慎重な気配りをして「監理」をしているわけです。
そんなきれいなところも、引き渡しから数年経って電話がかかってきて「もしかしてここのところって・・・」なんて言われたりすると、電話口でニンマリとしているのです。

もうひとつ解決策があります。「キッチンのことをキチンと理解している設計者・施工業者を見極めること」です。実は設計者の中にもあまりキッチンに興味がない方が多いのも事実。

一方でマニアックなほどに、プロ顔負けの料理をされる設計者も少なからずいます(意外と多いのです)。
そういう人が設計した家のキッチンは、ただ美しいだけでなく、使い勝手もいいはずです。
(photo by mariko yamamoto/designed by STUDIO KAZ)

 

そう、それが私たちキッチンマイスターなのです。

オーダーキッチンが唯一の答えだとは言いません。
お客様の最適なキッチンを探すお手伝いをしています。キッチンのことをきちんと考える。それがキッチンアカデミーで学んだキッチンマイスターたちです。

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あらゆる人の「キッチン力」をアップするために『キッチンのことをきちんと考える』ということに特化した活動をしています。