イマドキインテリアは「自分らしさ」
イマドキインテリアのキーワードは「自分らしさ」に尽きます。
この風潮は、10年ほど前から日本でも根付いたカフェのブームから来ていると思っています。
非日常のインテリアデザイン
私が学生の頃に流行った『カフェバー』は非日常の世界を求めた場でした。
それをなんとか自分の生活空間にビルトインしようと試行錯誤しているウチにブームが去っていった印象があります。
一方のイマドキのカフェは、オーナーが自分の好みのテイストで(ある時はDIY的に)店を作り上げ、その空間を気に入った人が客として通う。
そして「自分のお気に入りの空間」でまったりとした時間を過ごすというライフスタイルですが、昔のカフェバーと違って、手作りだったり、傷があったりとなんだかすぐにでも手が届きそうな空間(実際に手が届く)であることに気付き、自分の生活空間もそのようにしたいと思うようになりました。
なので、最近流行りのリノベーションでは「カフェ風」というキーワードで溢れています。
新築マンションは確かに最新の設備や耐震性能なども優れているという点では魅力的です。
しかし、いくつか用意されたバリエーションに、これまた用意されたオプションを加えてアレンジした程度では、カフェに通い慣れた我々にとって「自分らしい住まい」にはならないのです。
だから高感度な人たちにとっては、中古マンションを買って好きなようにリノベーションするのが当たり前だし自然な成り行きなのです。
「自分らしい暮らし」のための「自分らしいキッチン」
そんな「自分らしい暮らし」を実現するために、既製のシステムキッチンでいいのでしょうか?
先日私の大学の先輩から突然電話がかかってきて「なんでシステムキッチンってひとつしかないのか?」と聞いてきました。
そう、A社のB社もC社もどれも同じに見えるんです。システムキッチンって。
もちろんシステムキッチンにもいいところがあります。
メーカーがお金をかけて開発した(たぶん)便利なパーツや仕掛けが組み込まれています。
ショールームで現物が確認できます。
それは大きなメリットかもしれません。
でもちょっと待ってください。A社のキッチンはあなたらしいですか?
キッチンで大事なことは扉がパタパタすることや吊り戸棚がスゥ〜っと降りてくることではないのではないでしょうか?
「じゃあオーダーキッチンにしろと?だってオーダーキッチンって高いでしょ?」
いやいや、そんなことはありませんよ。もちろん安くはないです。
しかし、コストパフォーマンスに優れています。値段以上の価値は約束します。
それに価格だって低価格帯のシステムキッチンには負けるもしれませんが、そこそこのシステムキッチンくらいの価格にすることも可能です。
なにより「自分らしい暮らし」のための「自分らしいキッチン」が実現できるわけですから、安いものなのではないでしょうか。
我々キッチンマイスターはコストのこともしっかり考えていますし、そのアイディアや技術をしっかり身に付けています。
キッチンだけじゃなく、住まい全体の中で適切なバランスでご提案しますので、安心してご相談ください。
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