『人の流れ(動き、視線)に軸をつくること』

先日、北海道のキッチンアカデミー会員企業様がモデルハウスを完成させました。もちろんキッチンはオーダーキッチンです。

ちょうどキッチンマイスターの研修中にモデルハウスの設計をされていたので、プランを見せていただき、ちょっとだけアドバイスをさせていただきました。
アドバイスしたのは『人の流れ(動き、視線)に軸をつくること』その1点のみです。

そうすると、玄関からリビング、和室、階段とキッチンの関係を見つめ直し、くの字型のキッチンを導き出されました。
木製の本体部分は自社の大工さんによって 造作、ステンレス天板のみ外注されています。
アプライアンスはGAGGENAU社のものを採用し、カタチだけでなく機能や機器類、色、素材などすべてにおいて全くのオリジナルなキッチンです。
ダイニングテーブルもキッチンにくっついていて、今のキッチントレンドをきちんと押さえられています。もちろんテーブルもオリジナルです。壁面のフード側にはつるんとしたキッチンパネルを張りたくなりますが、面材とコーディネートされた濃色のモザイクタイルが貼られ、空間を見事に引き締めています。

キッチン以外のところにも目が行きます。リビングの傾斜天井に貼った木、窓の切り方、階段のディテール、和室のディテール、、、キッチンだけがよくなっても、他のところがいい加減だと家の魅力も半減です。

視線の抜けるキッチン

オーダーキッチン013「ただいま!」を受けとめる
意識したのはこの「視線」の抜けです。1階のパブリック空間がキッチンから一望できます。正に住まいのコントロールステーションとしてのキッチン。

オーダーキッチン013「ただいま!」を受けとめる
大工さんの手によるとは思えないほどに高いクオリティです。色やハンドルの選び方などコーディネートも決まってますね。

オーダーキッチン013「ただいま!」を受けとめる
ダイニングテーブルも一体。よく見ると、テーブルの付け根あたりにコンセントが埋込まれており、機能性も兼ね備えています。

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くの字のキッチンは調理作業中の動線が短くなり、非常に使いやすいのです。

キッチンマイスターはちゃんと研修を受けたキッチンの専門家です。もちろんキッチン屋ではありませんから、キッチンだけでなくそのまわりのコーディネートや造作などにも長けています。そんなキッチンマイスターがいるキッチンアカデミー会員が全国各地に増殖中です。

キッチンのことならキッチンマイスターにご相談ください。

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和田 浩一
その類稀なるデザインセンスで「キッチンを武器にした提案」をし、数々の施主をがっちり魅了し続けているインテリアデザイナー和田氏。 2009年度グッドデザイン賞(株式会社INAXと共同)や、住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2013(2013 経済産業大臣賞)その他受賞歴多数。「キッチンをつくる―KITCHENING」ほか著書も多数。