新型コロナも新しいフェイズに入りました。

様々な技術をはじめ、10年かかる変革が一気に2年で変わってしまったとよく言われます。

そして我々の生活も一変しました。
おうち時間が長くなり、家の様々なところが気になるようにあり、特に家族が集まるキッチンに対しての不平不満がこれまで以上に出てくるようになったようです。
キッチンにこだわりを持つようになると、オーダーキッチンという選択肢が浮かび上がります。しかし、オーダーキッチンに対して間違った印象を持っている方が多いのも事実です。

キッチンの相場

「オーダーキッチンってお高いんでしょ?」
まず最初にみなさんが思い浮かべるのがこれでしょう。
確かに大量生産されるメーカーキッチンと比べると安くないです。
しかし、メーカーキッチンはご自宅に取り付けるまでにいくつかの会社を流通して届けられるので、それぞれの会社で利益を上げる必要があります。しかし、オーダーキッチンの場合は中間に入る会社がないので、原価率が高く設定されます。

では、キッチンの相場ってどれくらいでしょうか?最近のメーカーキッチンは150万円くらいが一般的です。仮に全く同じものをオーダーキッチンで作ろうとすると(絶対にそんなことはしませんが)、200万円ほどでつくることも可能です。
ほら、オーダーキッチンの後ろ姿がかなり近くに見えてきたでしょ。

「オーダーキッチンってメーカーのシステムキッチンと何が違うの?」

そうなんです、キッチンというのは料理をするための『道具』ですから、その点だけを見れば違いはありません。
シンクと水栓という水廻りがあり、ガスやIHの加熱機器があり、包丁を使う場所があるだけです。しかも機器類と呼ばれる加熱機器や水栓金具、レンジフードなどは、オーダーキッチンといえども特注することはありません。メーカーキッチンと同じものを使います。

では何が違うのか、一つは機器類や素材の選択肢の種類が全く違います。

たとえばメーカーキッチンでガスコンロを選ぼうとすると2~3機種から選ぶことになりますが、オーダーキッチンでは「全てのメーカー」の「全ての機種」から選びますので、150機種以上から選ぶことができます。
逆にそんなに選択肢があったら迷っちゃいますけどね。

しかし、本当の違いはそんなもんではありません。
メーカーキッチンは、ショールームのスタッフがお客さんのご要望を聞きながらプランしていきます。
しかし、スタッフの習熟度(熟練度といってもいいか)によって差があってはいけませんから、自由にプランできないようになっています。
つまりメーカーキッチンは完全なパッケージ商品であり、大きさが決まったら形状、コンロの位置、シンクの位置が決まってしまいます。もちろん左か右かは選べますよ。扉の種類もたくさんの中から選べますよ。
でも素材は同じです。ほとんどがPET樹脂の印刷シートです。いろいろ選んでいるようで、実はそこまで広がっていないような、、、まるでお釈迦様の手のひらの上で右往左往している孫悟空のような、、、話が違いますかね。

しかし、オーダーキッチンは大きさ、形、素材、色などは自由です。同じ形、大きさでもコンロとシンクの位置も自由に設定することができます。
つまり、インテリアにすぅ〜っと溶け込み、なおかつ各ご家庭の使い勝手に合わせたプランニング、機器類のセレクトができるのがオーダーキッチンなのです。

「リフォーム産業フェアー2022」

7月26日と27日に東京ビッグサイトで開催される「リフォーム産業フェアー2022」の中で今年も『キッチンワールド』ブースをつくります。

11社のオーダーキッチンメーカーと9社のアプライアンスメーカー、インテリアコーディネーターによる水廻りの特別展示が集まったブースです。
会期中はブース内で各メーカーによるセミナーを開催しています。
オーダーキッチンの実情を知るいい機会だと思いますので、是非足をお運びください。
ご来場の際はホームページから予約された方がいいと思います。
https://the-bars.com

皆様のお越しをお待ちしております。
(part2に続く)

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あらゆる人の「キッチン力」をアップするために『キッチンのことをきちんと考える』ということに特化した活動をしています。