オーダーキッチン・オリジナルキッチンのコラムVol.2 【キッチンをキチンと考える】②

オーダーキッチン・オリジナルキッチンのコラムVol.1 【キッチンをキチンと考える】②

その2:カタチとレイアウト

さて、『所作』が美しくなるためのポイントのふたつめに『カタチとレイアウト』をあげます。

そのなかで気にするのは次のふたつです。
I型やL型、アイランド型などカタチから発想するのはやめましょう
キッチンは食生活を映し出すものという発想をしましょう

昔の家ではキッチンは北側の寒くてジメジメした場所に追いやられていました。
その頃の住空間は「ハレ」と「ケ」を明確に分割した間取りとしており、そのなかでもキッチンは独立した「ケ」の空間でした。
また冷蔵庫等の保存のための設備も発達してませんでしたから、日当りが悪い北側に位置するのも仕方がないことだったのです。

しかしここ10年あまりで多くのキッチンはオープンキッチンが主流となり、キッチンを中心に住宅を計画することも多くなってきました。
たとえば「庭の桜がきれいに見える」や「家中が見渡せる」といったことがキッチンの位置やレイアウトを決める最も健全な動機です。
そんな各家庭の食生活を反映したものがキッチンなのですから、キッチンのカタチを最初に議論することは全く無意味なことなのです。

キッチンとはいうまでもなく料理をする場所です。
フランスの文学家が「食べるという行為は文学的センスが必要だ」と言ったそうです。
つまり料理(食事)とは極めて創造的な行為なのです。創造力が発揮できる場所を意識しましょう。


一方で現代日本での食生活の多様化・細分化・多国籍化には著しいものがあります。
10の家族があれば10のまったく違うキッチンがあって然るべきです。
にも関わらず、雑誌などに載っているキッチンはみな同じように見えてしまいます。寂しい限りですね。
決して各家庭の食生活を反映させたカタチとは思えない。

つまりキッチンをデザインしようと思ってはいけないのです。
食生活をデザインすることを考えるべきなのです。

その3:設備機器

『所作』が美しくなるための三つ目のポイントは『設備機器』です。自分に合った設備機器を選びましょう。
便利そうだから、評判がいいから、薦められたからと生活スタイルに合わない設備機器を選んでしまうと、使いにくいばかりでなく、安全面に関しても決していいとは思えません。
実際に使えるメーカーのショールームで是非体験してから選ばれるといいでしょう。

その4:素材

そして『所作』が美しくなるための四つ目のポイントは『素材』です。
ここでいう素材とは、主に
1.ワークトップの素材
2.シンクの材
3.扉の素材
があげられます。
ワークトップの素材では人工大理石とステンレスが多く、他にも天然石やメラミン化粧合板、タイル等があります。人工大理石や天然石にはたくさんの色や柄がありますので選択肢は豊富にあり、インテリアに合わせて選ぶことができます。

また、以前はヘアライン仕上げが冷たい印象になりがちだったステンレスも、バイブレーション仕上げというやわらかい雰囲気を持つ仕上げの出現によって、ナチュラルな印象のインテリアにも合わせることができるようになりました。
シンクの素材で一番多いのはステンレスです。最近では人工大理石製のシンクも多くなってきました。
ホーローもなかなかいいものです。どんな素材にするかは使い勝手や清掃性も含めてワークトップの素材と合わせて考えましょう。

扉の素材もインテリアの一部としてしっかり考えたい大切な部分です。出入り口のドアや床材と合わせるのもコーディネートの一例です。

システムキッチンでは天然木の扉はほとんど見られませんから、是非オーダーキッチンも念頭に置いてみてはいかがでしょう?オーダーキッチンといっても、決して高いばかりではありません。

キッチンマイスターはオーダーキッチンも得意としていますから、是非相談してみて下さいね。